キャラクター制作~構図・レイアウトまで!オリジナルイラスト作成の流れが全部わかります!!

ノウハウ

こんにちは☺☺あまるだです!!

私は以前、通信制のデッサン教室を
受講していた経験があります。

その時描いた絵がこちら⇩

題名「忘れ去られた神山」

このイラストはその時制作した
課題作品の一つです。

今回は私が実際に制作した
「オリジナルイラスト制作」課題に
取り組んだ時の流れをご紹介します。

この記事はこんな方におすすめ!

✔背景を描いてみたい✨✨
✔構図・レイアウトの決め方がわからない🌀
✔キャラクター設定ってどうやって決めるの?
✔資料はいつ使えばいいの?

練習ばっかりでイラストを完成させたことがない人は最後まで読んでください。

私もデッサン教室に行くまでは、
絵を一度も完成させたことがなく、

スケッチブックに
ラフな下書きを量産するだけの
無意味な練習を続けていました。

描きたい絵があっても、
絵を完成させる自信がないから
練習の方を優先して

不完全燃焼でストレスがたまっていく日々。。。

しかし

自分の頭の中で思い描いたアイデアを
一枚の絵に描き切れたことで、

私ってこんなに描けるんだ✨✨
って自信にも繋がりましたし、

なにより自分の空想を一枚の紙の上に
再現できた時の感動は
計り知れなかいものでした!!

SNSでいいねも増えて
たくさんの人に絵を褒められ、
自己肯定感も上がりました。

 

アイデアを頭の中で温め続け、
時間だけが過ぎていくうちに、
そのアイデアはコケが生えて
古い記憶となって消えていく。。。

この日々からおさらばしたい人は
どうぞ続きをご覧ください!!👇

 

使う画材

使ったもの
🌟鉛筆
🌟ケント紙(A4)
🌟定規
🌟練り消し
🌟コピックマルチライナー
今回はデッサン課題だったので、
色は塗らず、鉛筆の濃淡だけで表現しました!!

 

①ラフをたくさん描く

今回は男の子のキャラを描きます!
まずは、色んな顔の男の子を描いていきます。
たくさん描きます。

いろいろ描いてみて、一番気に入ったキャラクターを清書に進めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この中から気に入った子を一人選びます!

 

今回は着物を着た短髪の少年を選びました!!
普通のイケメンとは違う、
どこか不思議な雰囲気の子です。

②キャラクター設定を考える

気に入った子を一人決めたら
その子の
色んな角度、色んな表情のラフを描きます。

描きながら、
年齢や生い立ち、家族構成、性格など、
バックグラウンドも考えてみます。

 

設定をつけると描きたい構図が
頭の中で具体的にイメージしやすいですよ🌟

 

③レイアウトを複数用意

このキャラクターを1枚の絵で表現するとしたら
背景も含め、どんな感じになるか
イメージしながらラフを複数書きだしてみます。
ラフは荒くて大丈夫です!

ラフ案③に決めました!!

 

④写真資料を集める

男の子や着物、
背景の木や鳥居の写真資料を集めます。

イメージに合う物が見つかったら、
ラフに進みます。

鳥居や着物、草木などの
写真資料はフリー素材サイト
ピンタレストなどで集めました。

全体的に霧もやがかかった
ジャングルにしようと思い、

シダ植物やツタ植物の参考写真も
たくさん用意しました。

使う資料はなるべく多く集めましょう!!

⑤ラフを固める

先ほど決めたラフを
資料を参考にしながら、
具体的にしていきます!!

ラフができました!!

ここからさらに修正をかけていきます⇩

【改善点①】
男の子の顔の周りがゴチャついてます。
白いビラビラ(紙垂)を
少し人物から離して配置します。
【改善点②】
鳥居の左端がフレームアウトしそう!
鳥居のサイズを小さくして、
きちんとフレームに収まるようにします。
【改善点③】
巨木(ご神木)に巻かれている
「しめ縄」が小さすぎます。
これはけっこう太い縄で、厚みがあるはず。
木に回り込む様子を出してみます。
修正後⇩

修正完了ですー☆

【改善後①】
男の子の顔周りがスッキリして、
キャラクターが目立つようになりました✨✨
【改善後②】
鳥居の左端が画面におさまりました。
空間も広く見えます✨✨
【改善後③】
頼りなかったしめ縄が
丈夫に見えるようになりました✨✨
実践と修正を繰り返して、
完成度を高めていきましょう!

⑥下書き

本番の用紙(ケント紙)に下書きを始めます!

これだとまだと整備されてる感じです。
あまり人が入って来ない山という設定なので、
斜面を草ぼうぼうや石ゴロゴロにしてみます。

前景の植物の密度が低くて
スカスカした感じがありますので、
中景の植物を増やします。

あと鳥居は遠くにあるので、
下面をあまりみえないようにします!

 

背景を含めた構図は考えながら描きます。
自分の中でイメージを固めてから
進みましょう。

改善後⇩

山深い鬱蒼とした感じになりました!
シダ植物を描き加え、
蔓もたくさん吊るしたので
より手入れされてない感じが出てきました(^^♪

 

⑦ペン入れ

丁寧に慎重にペン入れをします。
使ったのはこのペン⇩

背景に霧を表現するために
あらかじめあちこちの線は
閉じないでおきました。

また少年は神様という設定を
生かしたかったので、

少年周辺を光らせるために
ほんの少しだけ周辺を空白にし、
少年の主線をわざと少し「か細く」描きました。

アナログ描きのペン入れの場合、
色塗りも想定もして描いていきましょう!

 

⑧濃淡をつける

目的はあくまでデッサンなので、
鉛筆で陰影を描いていきます!

塗るときは
パーツを1個ずつ塗って
完成させていくのではなく、

どこが一番暗いのか。
どこを白く残すのか。
中間色はどのくらいの濃さにするのか。

色々考えながら、
全体的に塗り進めていきます。

全体のバランスを見ながら、着色しましょう!

塗りはあらかた出来ました!!

【意識ポイント①】
少年は強い光ではなく、
仄暗い感じの光り方を出したいので
柔らかめの鉛筆で描きました。
【意識ポイント②】
植物の繊維や鳥居の固い質感を出すため、
硬めの鉛筆で描きました。
【意識ポイント③】
練り消しで霧を表現します。
【意識ポイント④】
ご神木は全体的に濃い色にすることで
少年とのコントラストがでます。
暗く沈めておいた方が、少年が白く光ります✨✨
あと、背景のグレーをもう少し濃くしてみました。御神木の表面のひび割れを描くの
ほんとうに大変でした💦
ワンポイントアドバイス❣
【絵はバランス】

主題を目立たせるために、
背景を暗くして人物を明るくするか、
背景を明るくして人物を暗くするか。
も考えて描きます!

 

これで完成!
でもいいのですが、

さらにひと手間加えます🔥

この少年は神様という設定です!!

身体から光を帯びて森を優しく包んでいる
というイメージなので、

少年の周りを練り消しでぼかして
そのあと
柔らかめの鉛筆で修正します。

左半分も全体的にグレーを敷いて、
少年を際立たせます🌟

修正後⇩

少年が白く光りましたよ~✨✨

完成ですー🌟
とても熱量のある、力作になりました♬

まとめ

①ラフをたくさん描く
②キャラ設定を考える
③レイアウトのラフ案を複数用意
④写真資料を集める
⑤ラフを固める
⑥下書き
⑦ペン入れ
⑧濃淡をつける

最後に

この絵にかかった日数は一週間💦
鉛筆の濃淡だけで表現するので
作業もたいへんでしたが、

それ以上に頭の中で行き着くところなく、
ぐるぐる巡っていたアイデアが
ようやく形になって出てこられた!!

って気持ちでいっぱいになったり、
自分の子供が生まれたように嬉しかったです。


生まれてきてくれてありがとう☺☺
何度もその作品に向かって感謝しました!!

このブログを見て、
今後のイラスト制作の参考になれれば嬉しいです✨✨

コメント

タイトルとURLをコピーしました